アトピー性皮膚炎のブイタマークリームという新しい外用薬が発売されて1ヵ月になりました

アトピー性皮膚炎の新しい外用薬、ブイタマークリームが発売されて1ヵ月になりました。アトピー性皮膚炎では12歳より使用することができます。ブイタマーは細胞内のAhRと言うレセプターに働いてIL-4という成分を減らし、アトピーの炎症を抑えるというものです。

ブイタマーの良いところは、ステロイドの副作用が無いのと、顔のステロイド、プロトピック、コレクチム、モイゼルトと比べて効果が高いのではないかと考えられている点です。

治験では8週間で効果を判定していますが、6ヶ月位まで効果が少しずつ上がってきますので、効果発現が遅いです。

ブイタマーは何らかの副作用が2人に1人ぐらいあります。主に4つで ⓵毛包炎 ⓶ニキビ ⓷頭痛 ⓸かぶれです。それぞれ⓵と⓶は5人に1人、⓷は10人に1人、⓸は20人に1人ぐらいです。

頭痛の原因はわかっていなくて、当院でも今のところ70人ぐらい処方して7人ぐらいです。外用しだして2~3日で出現し、軽い人が多く約3日で消えますので我慢できる人はそのまま使い続けてください。当院でも頭痛でやめた人は1人で、後の人はそのまま使えました。どちらかというとかぶれた人は使えなくなります。2人おこりましたが、どちらも中止しています。頭痛がおこった人はロキソニンを飲んでも大丈夫です。

ブイタマーは妊娠中、母乳中、口唇、眼囲にも使えるようです。ステロイド、タクロリムス、コレクチム、モイゼルトの併用も可能です。その他、尋常性乾癬にも18歳より使用できます。乾癬では、なぜかかぶれが多くなり頭痛の発症率は低くなります。