アトピー性皮膚炎の注射が始まりました。

名古屋市熱田区の白鳥皮フ科クリニック院長の林です。

アトピー性皮膚炎の注射による治療が始まりました。
注射にてアレルギーの伝達物質をブロックすることにより、皮膚のバリアー障害に作用し、バリアー障害を改善して、アトピー性皮膚炎をよくするものです。

デュピクセントが適用になる方

中等度~重度のアトピー性皮膚炎の人しか使えません。

ただ上記に当てはまる場合でも治療が出来ない場合もあります。

デュピクセントの適応規定

外用のステロイドやプロトピック軟膏を6ヶ月以上通院加療しているにもかかわらず、症状がよくならない中等~重度のアトピー性皮膚炎の方のみ適応です。脱ステロイド療法の方は使用できません。

デュピクセントの欠点

⓵注射が高い

1本約8万円です。注射を初回2本使用します。
初回は3割負担で約16万円×0.3=4.5万円、その後は2週間に1回1本打ち、3割負担で1回約2.5万円。4ヶ月で効果判定します。
初回4.5万円+2.5万円×8回、健康保険適用で24.5万円ほど、注射料金だけでかかります。

判定後は、2週間に一度の注射を継続するかどうか(ずっと打ち続けるとその分お金もかかります)、よくなっていった場合は中止するかどうかをご相談のうえ決めていきます。

➁注射を打ってるあいだしか効かない。

打つのをやめると3~6ヶ月で、もとに戻る人がいます。

⓷副作用のリスク

アメリカが去年の3月より、ドイツでは今年より、日本では先週の月曜日(2018年4月23日)からスタートしました。まだ症例が世界で3万人なので思わぬ副作用がこれからでる可能性があると思います。

当院のデュピクセントへの考え

いろいろな制約がありますが、当院で通院している患者さまとよく相談のうえ、使っていく感じになりそうです。
当院としては、ステロイド治療を6か月している人のみ注射を相談しながら開始します。

注射を打ってほしいとご来院されるかたもおみえになりますが、まずはきちんと生活指導をして、ステロイド治療をして治らない人のみ検討しますので、注射だけを希望される方は当面不可となります。

完全予約制で即日接種は不可とさせて頂いております。
デュピクセントについて詳しく聞きたい方はお気軽に当院までお問い合わせください。