⚽⚽食物依存性運動誘発蕁麻疹について🍎🍊

名古屋市熱田区の白鳥皮フ科クリニック院長の林です。

10月27・28日と大阪で行われた日本皮膚科学会に行ってきました。さすが大阪は名古屋より活気がありますね。

今日は食物依存性運動誘発蕁麻疹のお話です。
食べ物(1位小麦60%・エビやカニ15%・果物10%)を食べて運動すると蕁麻疹をおこしアナフラキシーショックになる人がいます。最近ここにアスピリン(痛み止め、バッファリンなど)を飲むと誘発される人がいることがわかってきました。このような症状があった方は、皮膚科または小児科に行って血液検査、または大きな病院で誘発試験をするといいですね。

ではなぜ小麦を食べただけでは蕁麻疹がおきないのに、運動や痛み止めを飲むとおこるのでしょう。口から食べ物が入ってくると胃酸で小麦は小さい分子までバラバラになって吸収されます。(小さい分子になるとアレルギーはおこりません)胃壁や消化管細胞は壊れた時、すぐさま修復する機能をもっていますが、運動すると筋肉に血流をとられ、一時的に吸収上皮の再生を遅らせます。痛み止めも同様に吸収上皮の再生を遅らせます。すると分解しきれない大きい分子が、そのすきまから体に入り込むためアレルギーがおこり、ショックをおこすこととなります。
このような機序から、アスピリン服用時にはいっしょに胃薬(ムコスタ)を服用するほうが誘発されにくくなる事がわかりました。

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