内服、外用治療について

正しい知識をお伝えし、理解した上で肌のスキンケアをすることが軽快への近道と考えています。

当院は0才の赤ちゃんからのアトピーも治療しております。また、アトピーの方が妊娠した時の対応、母乳時の対応、生まれてすぐの注意点などを含め指導しております。

アトピーは、年齢において症状の場所も変わっていく病気です。

できましたら血液検査で、自分の悪化要因や長期的なコントロールの指標になるIgE、大人では炎症の重症度をみるTARCなどを検査し、悪化要因が見つかったらそれぞれ対応するお話をします。

小児の採血が必要と判断した場合は近医の総合病院と連携して、採血を受けてもらいます。

アトピー性皮膚炎の治療

アトピーも新しい治療が続々と出てきて、昔と違い、ステロイド一辺倒だった時代と変わってきました。

生物学的製剤の出現で重症のアトピーが劇的に改善するようになりました。

ただそれが劇的によくなるために外用の仕方や悪化要因の対策がおざなりになってしまうことに危惧しております。

生物学的製剤を将来、減らしたり、やめたりするにはまず基本をおさえて、悪化要因除去、必ず併用することをおすすめします。

まず、ステロイドですが脱ステロイド時療法全盛時代も含めて説明します。疑問点があれば遠慮なく質問して下さい。

長い経験から得た知識を生かしてお答えしていきます。

外用に関してはステロイド軟膏、タクロリムス軟膏、コレクチム軟膏、モイゼルト軟膏と今は4種類になりました。

院長ブログはこちら

症状、場所に応じて、使い分けを説明していきます。

塗る量など説明して適切に塗ってもらいます。症状が改善してくる場合はステロイドのランクを下げたり、保湿剤に移行したりします。良くなったと思って塗るのをやめたらすぐ再発する場合にはプロアクティブ療法という週2回などステロイドやタクロリムスと間欠的に塗っていい状態を維持する方法を使います。

当院では、タクロリムスのプロアクティブ療法をおすすめしております。

内服療法としては、抗ヒスタミン薬の内服、漢方薬の内服を持っています。

抗ヒスタミン薬はどんな人が飲む方がいいのかを説明します。

漢方はあくまで補助療法なのですが、効くタイプと効かないタイプがあり、患者さんにとって効果があるのかどうか判定しながら効きそうな人にはおすすめしています。ステロイド内服はアトピーには基本的に当院ではおこなっておりません。シクロスポリン内服は、以前はかなり人数でやっていて時には結構効果があるのですが、生物学的製剤の出現によりそちらの方がいいのではないかということと腎障害、高血圧、感染症など副作用があり、モニターしながらやっていく点と、2~3か月で終了、長期使用の安全性が確立していないことと、やめたときのコントロールがなかなか安定しない観点から当院ではおこなっておりません。

紫外線療法について

以前よりアトピーに過度の紫外線が良いことは知られていました。日光は中途半端に当たると神経を刺激したり、汗の付着時間が長くなってかゆみが増します。でも、海に行ったり、サーファーの人はアトピーがよくなります。

紫外線にしっかり当たるとかゆみの神経を下に下げたり、炎症細胞の赤みをとばしたりします。

向いてない人もいるので相談して行っております。

紫外線療法についてはこちら

生物学的製剤について

6ヵ月間ステロイドを適切に外用し、それでも重症だった場合のみデュピクセントなどの生物学的製剤の適応となります。軽症の人はこの治療は受けることができません。

今のところ(2022年時点)1ヵ月、42万ぐらい3割負担でかかるのと基本的にはずっとやめれないので経済的負担が許される人のみとなります。

今、注射が2種類(デュピクセント、ミチーガ)、内服が3種類(リンヴォック、オルミネット、サイバインコ)出ています。

また、そのメリット、デメリットもお話しします。長期の副作用は注意しなければなりませんが、今のところかなり良い治療と考えられています。将来特許がきれて安くなり、長期安全性が確認出来たら主力の治療になると考えています。現在は6ヶ月当院で治療し、それでも重症な人で希望される場合は、近医の大きな病院と連携してそちらの病院で生物学的製剤をやってもらいます。

デュピクセントについてはこちら

院長ブログはこちら