💉インフルエンザワクチンと低温やけどについて⛄
名古屋市熱田区の白鳥皮フ科クリニック院長の林です。
まだまだ寒い日が続いていますね。
昨年末は、インフルエンザワクチンの不足がニュースの話題になっておりましたが、
当院は現在、十分入荷しており、現在は即日接種が可能となっております。
予約なしでもOKです。
空気も乾燥しており、これからが本格的に流行する時期となります。
まだ接種されてない方はどうぞご来院ください。
本日は低温やけどについてお話したいと思います。
湯たんぽや電気あんかを使って夜寝ていらっしゃる方多いかと思います。
寒い日の味方の湯たんぽや電気アンカでやけどすることがあります。
「低温やけど」という言葉、聞いたことありますか?
普通やけどといえば、てんぷら油がとんで赤くなった、
熱したフライパンにさわってしまって水ぶくれができたなど高温による皮膚障害です。
しかし、湯たんぽや電気アンカなどのポカッと温かく感じる程度の低い温度でも、
長時間同じ場所に触れることによって皮膚障害が起きます。
足が寒くて湯たんぽに足を乗せて寝たら、
翌朝足が赤くなって水ぶくれができていた!これが低温やけどです。
低温やけどは最初はすこし赤くてひりひりする程度ですが、
徐々に皮膚がジュクジュクしてきます。
浅いやけどであれば、外用療法で皮膚が上皮化しますが、
深いやけどになっていることが多く、
ひどい方ですと皮膚を移植する手術が必要になる方もいらっしゃいます。
低温やけどを起こさないために、
湯たんぽ、電気アンカは寝る前には布団の外に出しましょう。
低温やけどは若い方にも多いのですが、皮膚の薄い高齢者、
糖尿病で足の感覚がにぶくなっている方などは特にご注意ください。